【 銀座 高級クラブ ホステス 】銀座クラブ用語と接客の流れをまるっと解説
銀座クラブは独特の文化がありますよね!
今回は銀座の高級クラブでの接客の流れや専門用語をお教えしたいと思います。
キャバクラや会員制ラウンジと違って特殊な流れもあるので、ぜひこの機会に知ってみて下さいね。
銀座での専門用語
まず銀座の高級クラブで働く時に戸惑うのは、黒服の役職やつけ回しの呼び方だと思います。
どのお店にも社長や副社長がいますが、オーナーとは別です(笑)
キャバクラの時にお店で1番偉い役職だと店長だったと思いますが、
・銀座のクラブだと「社長」と呼ばれる感じだと思います。
・それ以外だと常務だったり、店長と言う「役職」もある場合もあります。
・またキャバクラで言う付け回しの人を「メンバー」と呼びます。
これも慣れるまでに時間がかかりますよね。
お席で社長や副社長が着く場合は「役職」で呼ぶのですが、それ以降の役職だと「名前で呼ぶ」事が多いです。
また銀座の場合だと担当の黒服が必ず付きます。
だいたいはその方を通してお店に入店させて貰ったりするので、例えば私の担当がお店を辞めて違うお店に移籍するのであれば、私も辞めて担当と一緒に新しいお店に移籍する事が多いです。
よっぽど今のお店が居心地良ければ残ってもいいのですが、だいたいがノルマだったり休みとかを操作してくれるのが担当の黒服なので、自分だけお店に残ってしまうと誰も守ってくれない事になります。
もし担当と一緒に新しいお店に移籍すれば、
今働いていて自分の事を気に入ってくれているママやお姉さんが係りのお客様を自分が係りとして引っ張る事が出来ます。
自分が係りになれば当然売上げが作れるので、スライドで日給も上がる事になります。
なので担当が移籍しようがしまいが、
自分が移籍してお客様を引っ張れそうな方が何人かいそうであれば、早めにお店を移った方が自分のお給料が増えるのでそれを狙っているホステスも多くいます。
担当と離れて数ヶ月や数年他のお店で過ごしてから、担当の黒服が移籍するタイミングで自分もそのお店に移籍する事もあるので、やっぱり担当や他の黒服と仲良くしておいた方が条件良く働けるのでお勧めです。
お席に着いてから
出勤してお客様のお席に着いた時の流れをお話していきます。お姉さんホステスが係りのお客様が来店されたとします。
初めてその方のお席に着く場合は、係りのホステスに
『ご挨拶失礼します』
と一言声掛けをします。
だいたい
『もちろん!お願い致します』
と言われるので、
お客様によってはお名刺を頂ける方もいるので、その場合は
『こちらのお名刺の連絡先にご連絡しても大丈夫ですか?』
と確認します。
大丈夫だよと言われたら、そのまま会社メールに次の日お礼の連絡しますし、だめと言われたら
『じゃあ連絡してもいいご連絡先教えて下さい』
と連絡先を聞きましょう。
そしてお客様のご連絡先を携帯に登録する時は
このお客様がどの係りのお客様か分かるようにしないといけないし、お連れ様ならメインのお客様が誰か分かるようにしておきましょう。
連絡を取り合っていてお食事に行きましょうとなった時等に係りに報告を必ずします。
その際は
『メインのお客様の山田様(仮)のお連れ様の鈴木様(仮)に今度お食事行きましょうと言われたので、日にちが決まったらまた報告致します』
係りのホステスに逐一報告しましょう。
お見送り
係りよりもお客様よりも先にお席を立ち、クロークにお客様から預かっているお荷物や上着がないか確認します。
これは慣れるまで結構難しいんですよね。
お客様が先に立てるように後ろに下がったりしがちですが、
預かり物を先にクロークで受け取ってお渡しする準備をするのがヘルプの仕事です。
また他にもお席に着いているヘルプの子がいるので、他の子達はエレベーターのボタンを押しに行ってドアを開けていたり、雨が降っていそうであれば傘を持っていたりします。
外までお客様をお見送りしたら、お客様が振り返る場合もあるので見えなくなるまでビルの入り口で立っています。お店にまた戻る頃に、係りのホステスに
『ご馳走さまでした!〇〇さんに明日お礼の連絡をさせて頂きます』
とお礼を言います。
係りのホステスも
『どうもお席着いてくれてありがとうございました』
と言います。次の日は午前中にはお席に着いたお客様にお礼の連絡をします。夕方頃には係りのホステスに同じくお礼の連絡をします。
出勤時にはまたおはようございますと挨拶と共に
『昨日はどうもご馳走さまでした!〇〇さんにもお礼の連絡をして、お返事も頂きました。また宜しくお願い致します』
とお礼を言います。
何度もお礼を言うのが大変かもしれないですが、お互い気持ちよく働ける環境になりますし、お客様の報告も今後もしやすいと思います。
いかがでしたでしょうか?
結構特殊な文化だと思うので慣れるまでは本当に大変ですし、逆に当たり前な事なので、出来ないと凄く悪目立ちしてしまいます。
銀座の高級クラブのホステスとして働きたい方は覚えておきましょうね。