1.色管理ってなに?
「新しく入ったお店のボーイに色管理されてる」
「店長にデートに誘われたけどこれって色管理なのかな?」
ナイトワークをしていると、一度は「色管理」というワードを耳にしたことがあるのではないでしょうか。
色管理とは
お店のスタッフが女の子のモチベーションや勤怠を管理するために
いわゆる”男と女”以上の関係になること。
お客さんを惚れさせてキープする
「色恋営業」のスタッフとキャストバージョンです。
基本的にスタッフとキャスト同士の恋愛は禁止されているのですが、暗黙の了解で色管理を行っているお店があるのも事実。
今回は、ラウンジ嬢、キャバ嬢経験のある私がナイトワークにおける「色管理」について解説して行きたいと思います!
2.色管理のよくある手口
営業前や営業後に頻繁にご飯に誘われることが増えた場合、色管理の可能性があります。
仕事に関するミーティングや面談が必要な場合もありますが、そういう真剣な話はお酒が入っていない状態ですべきですし
わざわざ営業前と営業後のプライベートな時間を割く必要はないと思います。
実際、私が会員制ラウンジや銀座クラブで働いていたとき、成績やお店に関する大切な話はすべてお店の中でしていました。
もちろん、中にはただ親睦を深めるためにご飯や飲みに誘ってくる人もいますが
黒服をはじめとするほとんどの男性スタッフは、下心がある可能性が高いので要注意です。
3.本当にあった色管理エピソードその1
私の友人のエミちゃん(仮名)は、六本木のキャバクラに面接、体験入店をして無事に私と同じキャバクラに本入店しました。
彼女とはラウンジで知り合ったのですが、もともとキャバ嬢だったエミちゃんはあまりお店に馴染めず、キャバクラに戻ることにしたのです。
「今のお店に入店した理由は、店長がすごいタイプだったからなの!」
と嬉しそうに話すエミちゃんは、そのうち店長と男女の関係になっていきました。
本人があまりに浮かれていたので何も言えなかったのですが、私からしてみればそれは完全に色管理でした。
そして彼女が六本木のキャバクラに入店してから半年くらい経ったころ
”店長は既婚者で奥さんは系列店で働くキャスト”
という事実が発覚。
エミちゃんはショックを受けてお店をやめると店長に迫ったそうですが、うまく言いくるめられてそのまましばらく働き続けました。
色管理に慣れているスタッフの中には
女の子をコントロールする手段として結婚までする人も珍しくありません。
(※もちろん、色管理のつもりが本気で好きになって結婚したパターンもありますが)
女の子の惚れた弱みにつけこんで、色管理でマネジメントする黒服や店長に騙されないように、くれぐれも気をつけてくださいね。
4.本当にあった色管理エピソードその2
私がとある会員制ラウンジで働いていた頃、オーナーがお客さんを連れてお店に遊びに来ていました。
たまたまその席についた私はオーナーに妙に褒められ
「紹介したいお客さんがいるから」とLINEを交換しました。
毎日のように出勤日を聞かれるようになり、オーナーの席に呼ばれることが増えたある日
「今日はタクシーで送るよ」
と言われたのです。
オーナーとは確かに家の方向が同じで、送りの車を待つのも面倒に思った私は、警戒しながらも同じタクシーに乗り込みました。
覚悟はしていたのですが、案の定
「今から一緒に飲まない?」
と誘われてドン引き…。
その時はお酒も入ってなかったので、はっきり無理ですと断って帰宅できたのですが
やっぱりお酒が入っている状態でお店の男性スタッフと2人きりになるのはオススメしません。
相手が立場のある人であっても、色管理をされたくなければしっかり断わって距離をおきましょう。
ちなみに、私はこのあとすぐにお店を辞めました。(笑)
5.色管理と本気の恋の見分け方
先ほどお話ししたエミちゃんにも「これって色管かな?本命かな?」と聞かれたことがありますが、
色管理と本気の恋を見分けるのはなかなか難しい!
私は副業としてゆるくナイトワークを続けてきましたが、
やっぱりずっと夜一本で続けている人は、人間関係の構築の仕方が独特なんですよね。
悪い人ばかりではないですが、息を吐くように嘘をつく人もたくさんいるので、夜の世界で人を心から信じるのは簡単ではありません。
ただ、個人的に色管理ではないと思うのが
”キャストの女の子が先にボーイを口説いて付き合った&結婚したパターン”。
キャストがボーイに一目惚れして「ご飯行こう」「デートしよう」とガンガンアピールした結果、
困ったボーイが店長に相談してキャストが「ボーイを口説くな」と怒られるレアなケースです(笑)
これはキャバクラ時代の先輩の実話なのですが、結局ボーイさんとキャストだった先輩は付き合うことになり、彼氏はボーイを辞めて結婚。
彼女からのアプローチで恋愛関係に発展して、彼氏がお店を辞めてからも続いている関係は、もしかしたら色管理ではなく本気の恋なのかもしれません。