「体入荒らしだけで稼ぐなら、税金とか関係ないでしょ?」
こんな風に思っている方が多いようなので、注意喚起のためにこちらの記事を書きました。
結論から言うと、体入荒らしをして稼いだお金だとしても税金はちゃんと払わなきゃダメです。

体入荒らしでも税金は払わないといけない理由

体入荒らしで稼いでいると、その都度日払いでお金を受け取るせいなのか、そこから税金を払うという感覚になりにくいですよね。
それは個人的にもよくわかるのですが、残念ながら(?)体入で稼いだお金にも税金はかかります。
体験入店は言い換えれば日雇いの労働にあたります。
つまり、体入荒らしによるお給料もれっきとした所得です。
そして所得が発生すれば、当然ながら税金を納める必要があります。
「一日だけ」「数時間だけ」とはいっても、働いてお金をもらったなら税金は発生するということは頭に入れておきましょう。
どうせバレないし…なんて甘い考えをしていると、後から痛い目を見ることになります。
というか、夜職だからなんとなくバレにくいんじゃないかと思って税金をごまかしている人が一部いるせいで、夜職に対する偏見がなかなかなくならないというのも一理あると思います。
みんな、ちゃんと税金を払って夜職への偏見をなくしていきましょう(笑)
体入荒らしで税金を払わないとどうなる?

「体入の収入くらいで…」と油断していると、以下のようなリスクがあります。
延滞税:払うべき税金に対して、時間が経つごとにどんどん利息が膨らんでいきます。
重加算税:故意に申告しなかったと判断されると、さらに高額なペナルティが…。
刑事罰:脱税は犯罪なので、悪質と判断されれば裁判沙汰になるケースもあります。
刑事罰に発展する例はそう多くはありませんが、可能性としてゼロではないと思うと結構怖いですよね。
水商売の体入だからバレない!
と思っているのも危険。
実際、ギャラ飲みで税務調査が入った事例は記憶に新しいです。
国税庁はギャラ飲みで得た所得に対する税金を支払っていなかったとして、1,100万円の追徴課税を行ったと2023年に報告しています。
…笑えないですよね。
ギャラ飲みですら調査が入るのだから、店舗が実在しているキャバクラに身分証を提示して稼ぐ体入に対して調査が入らないなんて、誰が言いきれるでしょうか?
豆知識!体入でかかる税金はどんなもの?

税務調査なんて単語を聞いたら、ちょっとヤバいなと感じた方も多いと思います。
ただ、実際にどんな税金を払わなければならないのかピンとこないのではないでしょうか。
体入で稼いだお金にかかる税金は主に以下の3つです。
稼いだ額に応じてかかる基本の税金。年間20万円以上の所得がある場合は申告必須!
翌年から支払い義務が発生。住所がある限り必ずかかります。
雇用契約の無い働き方の場合はこれも自己負担!
ちなみに今後注目されている制度に、「子ども・子育て支援金制度(通称・独身税)」があるのは知っていますか?
これは国民健康保険の保険料に上乗せされる形で徴収される予定で、全国民に支払い義務が発生します。
ただ…子どものいる家庭であれば、児童手当の増加など支援金の恩恵を受けられますが、独身・子なしの場合徴収はされるものの直接のリターンはなし。
どんなに少額でも自分にとって何のメリットもないお金が徴収されるのは腑に落ちないですね…。
話がそれましたが、残念なことに、日本は生きているだけでこれだけのお金がかかるので、いくら体入で稼いだお金とはいえ支払い義務はなくならないということです(笑)
税金の未納がバレる理由とは?

先ほど紹介したギャラ飲みのケースがいい例ですが、自分がどれだけ稼いでいるのか誰にも教えていないのに、なぜ税金の未納がバレるのか不思議ですよね。
というわけで、税務署がどこから情報を得ているのか、代表的なルートをご紹介します。
SNS投稿からバレる
「ブランドバッグ買っちゃった〜」
「今月の稼ぎ♡(札束の画像)」
みたいな投稿をSNSで見かけることがありますが、税務署は実はわりとこういうところを見ています。
そんなに稼いでいるのならもちろんちゃんと税金は払っているよね?ということで、調査される原因になるわけですね。
裏垢だったとしても開示請求で足がつく可能性は十分あります。
自慢したくなる気持ちはわかりますが、ちょっと冷静になったほうがいいかもしれません。
高額な買い物の記録からバレる
高級ブランド品や旅行、家電など、クレジットカードや口座引き落としの履歴から、収入がないはずなのにどうやって生活しているのか?とチェックされることもあります。
税金を払わない=無申告もしくは収入をごまかしていることになりますからね。
収入が全然ないはずなのに派手な買い物をしていれば、当然あやしまれます。
お店に税務調査が入ってバレる
意外と盲点なのがこれ。
お店そのものに税務調査が入った場合です。
帳簿や日報、支払いの記録などから、働いている側の脱税がバレることは珍しくありません。
お店が原因で自分の未申告が表に出る…ちょっと怖いですよね。
ただ、何度も例に挙げているギャラ飲みのケースはこの流れでバレています。
結論:確定申告は絶対やりましょう!

税金を払いたくない気持ちは正直わかります。
それに、体入荒らしで単発・現金手渡しで稼いでいると税金を払わないといけないという意識が薄れるのも…わかります。
でも、後から何十万と追徴されるくらいなら、確定申告で早めにスッキリさせておく方が断然お得ですし精神衛生上もいいです(笑)
というわけで、体入で稼いでいるという方もちゃんと確定申告をして税金を払いましょう!
どうやってやるの?という方は、こちらで詳しく説明しています。

